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がんの温熱療法
癌を患うことで、全身の抵抗力は急激に下がります。
また、がん治療における化学療法や放射線療法による免疫機能の低下は臨床において深刻な問題となっています。
温熱治療はご自宅でも様々な手段で実践できて、がんと闘う上で大変有効な手段だと言えます。
積極的にがんに立つ向かう患者さんの多くの方が温灸や温浴を取り入れていらっしゃいます。
がん細胞は熱に弱い。
がんの温熱療法は、がん細胞が正常細胞と比べて熱に弱いという性質を利用した、がんの治療法です。
丹毒(たんどく)やマラリアなど高熱が出る病気にかかったがん患者が自然治癒したという実例に基づき昔から研究されてきました。
正常細胞は熱で活性化する。
逆に正常細胞に熱を加えることで細胞内にHSP(熱ショックたんぱく)が形成されて正常細胞が元気になるという研究が行われています。
参考:愛知医科大学 伊藤要子著 HSPが病気を必ず治す
中国医学から見た温熱療法
中医学では、癌は「気血」の滞りによって発生すると考えられています。
河川の水も流れているとキレイですが流れが滞った池の水などは濁ってきます。
簡単に解説すると体内で流れが悪くなり滞りができるとその箇所に毒が溜まり正常細胞が、がん細胞に変化するという概念です。
気血は
"気血得熱則行”・・・気は温かさを受けてスムーズに流れる
“気血行則百病不生”・・・体を温めることによって経絡が開かれ、気血の流れがスムーズになることで、いかなる病も防ぐことができる。との言葉にあるように、癌に対しても一定の抑制効果があると言うことができます。
体を温めることによって
免疫機能が活性化するので、化学療法や放射線療法の体への負担を最小限に抑えることができます。
消炎作用や鎮痛作用にも注目が集まっています。
温熱治療として灸治療
中国医学には経絡、ツボ(経穴)等の概念があります。
経絡とは「気」が流れる道で目には見えません。経絡上には経穴(ツボ)がありそこを刺激することでその関連する臓器に刺激を与えることができます。
針灸や按摩などはこの概念を活用した治療法で、針やお灸、温灸、指圧などでツボを刺激します。
背中や、足の裏などには反射区といってそれぞれの臓器に影響を与えるツボが密集しておりそこを温めることで臓器の働きを高め全身の巡りが改善されます。
需要なツボ
神けつ(臍部)を温めることで・・・
・気血の流れを良くする
・臓腑を温める
・血液循環を改善する
・抗疲労効果
・止痛効果
・免疫力強化
などの作用が認められています。
参照ページ:中医美容で健康美人 : お腹の冷え対策、してますか?
中国医学的な観点から考えても温熱療法はがん治療において有効な手段だといえます。
自律神経免疫療法(福田・安保理論)的な考え方
新潟大学教授:安保徹先生と福田医院:福田稔先生が共同で研究された理論によると自律神経が免疫細胞の活動を支配しているとされています。
免疫の働きを「活動モード(お昼モード)」と「休息モード(夜モード)」の二つに分けて考えます。
「活動モード(お昼モード)」は細菌などの侵入から身を守るために白血球中の顆粒球の活動を活発にします。逆に「休息モード(夜モード)」は昼間の活動で傷ついた細胞を修復するためにリンパ球の働きを活発にします。
そのモードの切替を支配するのが自律神経で、交感神経が優位に働くと「活動モード(お昼モード)」、副交感神経が優位に働くと「休息モード(夜モード)」となる。
というのが福田・安保理論の主な考え方です。
昼間は交感神経が優位の状態にあり、顆粒球が活発に働き侵入してきた細菌と戦います。顆粒球の主な武器は活性酸素で、交感神経優位な状態が続いてしまうと活性酸素が体中にばら撒かれるので正常な細胞も傷ついて発ガンの原因となります。
本来なら夜になると体も心もリラックスし副交感神経優位の状態になるので昼間に傷ついた体を修復するのですが、現代社会では過度のストレスや生活習慣の乱れによって夜になっても交感神経優位の状態が続いてしまいます。
こうなると昼間の活動でがん化した細胞を撃退するための主力の免疫細胞であるリンパ球が活発に働きません。
そんな生活習慣を続けていると次第に体内でがん細胞の増殖が起こってしまいます。
以上が福田安保理論の概略で、 自律神経免疫療法は、指の爪の際にある井穴(セイケツ)というツボを中心に全身のツボに針で痛み刺激を与えその反作用を利用して興奮状態の交感神経を抑え副交感神経優位の体質に変えてゆく治療法です。
温熱によって自律神経のバランスを整える
背骨にそって脳神経と自律神経の本幹が通っています。そこを温めることは温熱療法の基本です。
緊張した交感神経の働きを抑え副交感神経優位にして休息(夜)モードに調整してくれます。
温めることで心も体もリラックスするので眠くなってきます。
「あ〜気持ちいい!」
というのが心と体のリラックスする第一歩です。
ですから入浴も有効な温熱療法の手段です。夏場でもシャワーだけで済ますのではなく湯船に浸かるようにしましょう。
自律神経の働きを「休息モード(夜モード)」に調整することで傷つきがん化した細胞をリンパ球が退治して体を修復してくれます。
特にがん患者さんは
治療や精神的ストレスなどで交感神経優位になりがちですので積極的に副交感神経優位にする必要があります。
自律神経免疫療法は注射針によるツボの痛み刺激で副交感神経を刺激する治療ですが温熱器具、入浴、音楽鑑賞、お笑い(落語・漫才)なども自律神経を整える有効な手段です。
温熱療法関連情報
コリーの毒素
19世紀ニューヨークの外科医W・B・コリー氏が丹毒やマラリア、天然痘などで高熱を出したがん患者のがんが自然退縮したことに興味を持ち様々な細菌の混合物を患者に注射して高熱を出させがんを治療していました。
1892年にはニューヨーク医学アカデミーで発表を行い「コリーの毒素」として有名になったのですが、個々人に対して細菌を調合して結果を出すことが難しく、その後に開発された放射線治療に注目が集まり、1936年にコリー氏が亡くなったことで次第に忘れ去られました。
ハイパーサーミア
がん細胞は正常細胞よりも1℃〜2℃低い温度で死滅するという特性を利用してがん細胞だけを死滅する温度まで高める治療法です。
簡単に言えば電子レンジのようなもので電極から発射された電子が組織を振動させ摩擦熱で自己発熱させます。
しかし、正常細胞を壊さずがん細胞だけを破壊するのはなかなか困難です。
高濃度炭酸泉温熱免疫療法
高濃度の炭酸温泉に浸かって体の深部まで温める温熱療法です。
全身の細胞を温めることで細胞内にHSP(ヒートショックプロテイン)をつくり全身の細胞力を高めます。
また、温泉効果によって血行が改善し、副交感神経が刺激され体がリラックス状態になります。
免疫細胞の活性化、血行の改善、HSPによる全身の活性などの相互作用によってがん細胞を消滅するという考え方の治療法です。
■温熱免疫療法
温灸
東洋医学の経穴をお灸で温めます。
日本では枇杷葉温灸を活用している人が多いようですが 中国では間接灸といって温灸をツボにかざすのが一般的です。
がんの諸症状の改善(痛み、腹水)に温灸治療は積極的に活用されています。
■がんの温灸のツボ
こんにゃく湿布
最も手軽な温熱療法です。
食用のこんにゃくを熱湯で温めタオルに包んで体を温めます。
■こんにゃく湿布の方法
問題点は手間がかかること、こんにゃくのニオイが気になる、高温持続時間が短いことです。
温熱器
電気式の温熱器を利用すると手軽で便利です。
ナチュラルプラスでは、電磁波の心配が要らない「オンドルQ」をおすすめしています。
■がんの温熱療法実践
■オンドルQの詳しい説明

一人でできる温熱療法(オンドルQ)
■がん治療情報 ■がん温熱療法実践 ■がん治療に有効なツボ ■温熱器オンドルQ
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