あさり 味・・・甘咸 肝・腎・脾・胃
潮干狩りでもおなじみのあさりですが、古くから食用とされ、貝塚からたくさんの殻が発見されています。冬から春が旬で、2月〜4月に旨味成分のコハク酸が多くなっておいしくなります。中国では殻は薬として利用されますが、身にも健康効果があります。
肝・腎・脾・胃に作用し、体を冷やす作用が強く、手足のほてりやのぼせなどの余分な熱を取り除きます。血を補い、情緒を安定させる効果もあります。またのどの渇きをいやし、利尿作用もあります。
主な栄養素・・・ビタミンB12、鉄、ビタミンB2、カルシウム、マグネシウム、
タウリンなど
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いか 味・・・甘咸 肝・腎
いかは日本人が大好きな魚介のひとつで、その消費量は世界の水揚げ量の半分以上を占めています。スルメイカ、アカイカ、ヤリイカ、コウイカなど日本近海だけでも100種類生息すると言われています。
体を冷やさず、また温めすぎることもなく、血を補って胃腸の働きを高めます。また体力をつける働きもあり、体の衰えを補います。
いかの墨に含まれたムコ多糖・ペプチド複合体には、免疫力を高めてガン細胞を抑制する作用のあることが判明しています。
主な栄養素・・・タンパク質、カリウム、亜鉛、ビタミンB群・E、タウリンなど
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えび 味・・・甘咸 肝・腎
えびには車えび、大正えび、芝えび、甘エビ、桜えびなど多くの種類があります。
体を温め、腎の働きをよくしてスタミナをつける強壮効果があります。
足腰が冷える、足腰がだるくて力が出ない、精力減退、頻尿、食欲不振といった症状の改善に働きます。特徴的なのがアミノ酸の一種であるタウリンを豊富に含んでいることです。タウリンは肝臓の解毒作用を強化する働きがあります。えびの殻に含まれる食物繊維キチン質は自然治癒力を高める効果があります。
主な栄養素・・・ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、ビタミンE、タウリンなど
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かき 味・・・甘咸 肝・腎
日本でも西洋でも食用の歴史が古いかきは、「海のミルク」と呼ばれるほど栄養が豊富なことで有名です。「英語でRのつかない月(5〜8月)はかきを食べるな」とよく言われますが、これは排卵によって味が落ち、中毒も起こしやすくなるためです。かきの旬は冬で、旨味と栄養価も増加します。かきの殻は漢方薬剤のひとつで、寝汗、精神不安、不眠、ヒステリーなどの処方に用いられます。
体の余分な熱を冷まし、のどの渇きをいやし、また血を増やして、肌を潤します。その他精神安定作用、不眠の改善にも有効です。
主な栄養素・・・タンパク質、カルシウム、鉄、銅、ビタミンB2、グリコーゲン(糖質)、
亜鉛、タウリンなど
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かに 味・・・甘咸 肝・腎・胃
たくさんの種類があるかにですが、産卵前の冬が旬になります。かにの殻から作られる健康食品キチン・キトサンは高血圧、高脂血症、腰痛、便秘の症状を改善などに効果があります。お酢と一緒に食べると血行をよくする効果があります。かにの身はアレルギー反応を起こしやすいので、アレルギー体質の人は注意しなければいけません。
体を冷やすので、解熱や酒の解毒に効果があります。血の巡りを良くして古血を除いたり、筋肉や骨を丈夫にする働きもあります。
主な栄養素・・・タンパク質、亜鉛、鉄、銅、カルシウム、マグネシウム、
ビタミンB群・E、タウリン、キチン・キトサン(殻)など
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昆布 味・・・咸 脾・肺・腎
上品なだし素材になる昆布の旨味成分はグルタミン酸で、イノシン酸のかつお節とあわせるとより旨味が増します。水につけたときに出てくるヌルヌルした成分はアルギン酸やフコイダンと呼ばれる水溶性食物繊維で、有害物質の吸収を妨げ、排泄する働きがあり、高脂血症やがん予防においても役立つことから注目されています。
中国では「海帯」と書き、体を冷やし炎症を取ると考えられています。固くなったしこりをやわらかくする軟堅作用があり、血流を良くしたり、水分代謝も良くします。
主な栄養素・・・ヨウ素、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維、ラミニン(アミノ酸)、
β-カロチンなど
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しじみ 味・・・甘咸 肝
「土用しじみ」や「寒しじみ」と呼ばれ日本人に親しまれてきたしじみですが、夏と冬が旬です。味がよいのは産卵後のグリコーゲンが増える冬ですが、夏に食べる「土用しじみは服薬」ともいわれており、夏バテ防止になるといわれます。味噌汁にして食べるとしじみとみそ両方の解毒作用が利用できるのでアルコールの代謝を高めるにはもってこいです。鉄・亜鉛などのミネラルも豊富なので貧血予防にもなります。
体を冷やして熱を取ります。肝に入って働き、血の巡りを良くして肝機能を改善します。
主な栄養素・・・メチオニン、タウリン、鉄、亜鉛、カルシウム、ビタミン類など
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なまこ 味・・・甘咸 心・腎
コリコリした弾力のある食感が持ち味のなまこは冬の味覚で、江戸時代には日本から中国への重要な輸出品でした。中国ではなまこを海の朝鮮人参という意味で「海参」と書き、朝鮮人参と並ぶほど滋養補血作用があるとされていました。
中国ではなまこと言えば乾燥させたものをさし、もどしてスープや煮物にするのが一般的です。加熱して食べると肝と腎の機能を良くして、スタミナをつけ、増血、血行促進効果もあるとされます。生食した場合は腎機能を強化して血液を浄化して熱を取ります。他に更年期による耳鳴り、めまい、腰痛、などにも効果がありますが、胃弱や痰が多い人は生では食べすぎないほうがいいでしょう。
主な栄養素・・・タンパク質、各種ビタミン、ミネラルなど
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はまぐり 味・・・甘咸 肺・腎
はまぐりの旬は冬から春にかけてで、3月のひな祭りのお吸い物には欠かせません。
体を冷やす食材で、肺と腎に作用し、水分の代謝をよくしてむくみを取ります。そのほか、肝機能改善に作用し、熱っぽさによるのどの渇き、イライラするなどの症状に効果があります。
主な栄養素・・・カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など
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豚肉 味・・・甘咸 脾・胃・腎
野生のいのししを家畜として飼いならしたのが豚になったと言われ、中国では紀元前2200年ごろには家畜としていたと記されています。日本で一般的に食べられるようになったのは明治になってからで、中国との交流が活発だった沖縄で消費量が多く、長寿食とされています。
体液や血液を増やして、体を潤す作用があり、腸を潤して便通をよくします。
主な栄養素・・・タンパク質、脂肪、ビタミンB1、ナイアシン、鉄、リン、カリウムなど
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ほたて貝 味・・・甘咸 腎・胃
青森県や岩手県、北海道など寒い地域で多く採れ、冬から春が旬になります。旨味と甘味があって肉質もやわらかく、特に太い貝柱の部分が美味です。刺身や焼き物でも有名ですが、中国では乾燥させた「干し貝柱」が使われます。
細胞に潤いを与える美肌効果と、脚や腰のだるさを緩和してくれます。内臓の働きを良くして、スタミナをつけたり、のどの渇きをいやし、めまいなどにも効果的です。
主な栄養素・・・タウリン、ビタミンB1・B2など
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わかめ 味・・・咸 肝・腎・胃
春が旬のわかめは若いものほど味がよく、若布、若芽、若女などの字をあて、むかしから若さを象徴する縁起ものでした。
肝・腎・胃に作用し、水分代謝をよくしてむくみをとります。二日酔いを予防し、浄血作用もあります。
主な栄養素・・・カリウム、カルシウム、ヨード(ヨウ素)、フコイダン、カロチン、
クロロフィルなど
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