
癌の鍼灸療法
癌の中医保健(人民衛生出版社)という書籍に「癌の鍼灸療法」という記事がありましたので翻訳しました。

翻訳
癌の鍼灸療法
鍼灸療法は非薬品の治療方法であり中国伝統医学(以後、中医と略す)の中でも重要な役割を果たします。
鍼灸療法は様々な疾病の治療に活用されていますが、腫瘍の治療にも大いに効果があり今後の発展が期待されています。
中医では人体の生命機能の総合的な調整システムのことを経絡と呼びます。
経絡は、人体の臓腑から体表まで連なっていて人体の各器官、組織に対して有機的、総合的に影響を与えます。
また、気と血、陰と陽によっても、人体は相対的なバランス調整を行っています。
中医における鍼灸の治療は、針、灸、耳針、指圧、グアシャー(滑らかな金属や、動物の角で作った平らな物で擦ること)、吸い玉、按摩、膏薬を塗布するなどの方法を用い体表部のつぼやそれ以外の特殊部位に刺激を与え、経絡システムに作用し治療を行います。
経絡を通すことにより、血液の循環改善、腫れや痛みを取り除く、腫瘍の縮小、各臓器の働きを改善、人体の免疫能力を高めるなどの作用があります。
鍼灸療法の抗癌作用
膨大な臨床研究により鍼灸療法は以下のような効果があることが証明されました。
@痛みを鎮める A人体の免疫力を高める B全身のシステム調整
これをがん治療に応用することで
1.免疫力向上・・・免疫功能を高め、腫瘍の成長を抑制し、腫瘍を縮小または解消します。
2.副作用の軽減・・・放射線療法と薬物療法の副作用を軽減します。
3.症状の緩和・・・患者の臨床上の症状、例えば、痛み、熱、腹部の膨満、嘔吐、吐き気、小便ができにくいこと、不眠などの病症を改善し、生活の質を高めることができます。
鍼灸療法は癌に対し2方向からの治療を行うことができます。
1つは腫瘍に直接作用し、癌細胞を消滅し、腫瘍の消滅を図ることです。
2つ目は人体の免疫功能を高めることによって間接的に腫瘍を抑制し、癌細胞の働きを抑制することです。
2008年9月30日 翻訳者:兎澤和広
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