2008年10月9日上海癌学校訪問
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上海癌学校訪問記

このページに登場する全ての人が癌患者または癌克服者です。
(藤岡・兎澤を除く)

2008年10月9日


今年で15周年を迎える上海癌学校は15周年記念式典の準備の真っ最中でした。
皆さん大忙しの中私たちを温かく迎えてくださいました。

早起きして飛行機に乗って、大きな荷物を抱えてリニアモーターカーに乗り換えて上海癌学校に着いたときには少々疲れ気味だった私ですが、学校に入ったとたんテンションを3ランク位アップしなければついて行くことができない癌クラブの会員さんたちの元気さに圧倒されました。

この日は癌学校のダンスチームが式典のための練習中です。
ダンス教室に入ってまず驚き!
本当に皆さんがん患者さん????
すごい熱気と気迫です。練習は超本気モード。

周校長先生に、皆さん患者さんですよね・・・と確認した程です。

また別の部屋では大音響の中みんな並んで歩いています。
「何してるんですか?」と質問すると。
「歩く姿勢の審査会です。式典用にきれいに歩く人を選んでいます。」
おじさん、、おばさんがモデル気分で歩いています。
そこにはテレが無くみんなけっこうマジでやっています。
中国の人って日本人よりも素直なんでしょうね。
そしてみんな声がデカイ。

毎回ここに来ると自分が元気になります。
自分も元気を出さないと患者さんたちのテンションとパワーに負けてしまいます。

そして帰るときには自分がすごく元気になっていることに気づくのです。

上海癌学校にはそんな空気が流れています。
だから、いつも患者さんが集まってくるんでしょうね。

練習の休憩時間を利用してダンスチームのメンバーに集まっていただきました。


見てくださいこの笑顔!
本当にがんの患者さんなんですよ。


杜維平さん 周佩校長先生

厳雅琴さん  任新?さん  董慧蘭さん

董慧蘭さん  李金妹さん

包文娟さん 王暁紅さん

いくつか質問をしました。

Q.癌を克服するために一番大切なことは?

全員声をそろえて「心態」(中国語)
心態とは心の状態の意味です。
いかなる治療を行っても「心態」が否定的になっていれば駄目です。
まず第一に心の状態を調整することが最も大切です。
正しい知識を得るための勉強や、食生活の改善、体操などももちろん大切ですが、癌を治す本質は心の問題です。


王毅さん

姜紅?さん

王梅?さん

孫菊芳さん

Q.治療に漢方薬を活用しましたか?

全員 “ドォイ”(中国語でハイ)

みんな漢方薬を使っています。漢方薬は非常に大切治療です。 手術前とか、免疫力を高めるのに有効です。
漢方薬と気功はすごく大切です。

Q.気功は1日何時間くらいしていますか?

2時間!40分!私はしていないが運動をしている。などバラバラな回答でした。・・・自分のライフスタイルに合わせて行っているようです。

心を切り替える・・・癌を宣告されて〜癌クラブ入会

上海で活躍する画家杜維平さんが語ってくださいました。
プロフィール
洪子明さん、1953年に生まれ、55歳、画家

2004年に、腎癌の宣告を受け、手術で一つの腎臓を摘出。
その後、もう一つの腎臓に転移再発、骨にも移転。

上海癌クラブに入会後精神的な方向性を見つけることができて積極的に闘う。

 

Q.心を切り替えるきっかけは癌クラブでしたか?

簡単に心を切り替えるといいますが、癌と宣告されて誰もが絶対に落ち込みます。
そして、みんな恐怖感でいっぱいになります。
私の場合は1年間誰とも会いたくありませんでした。家から出ない、外へ出たくないし、来てほしく無い。
その1年間は画も描きませんでした。
とにかく世界の終わりが来たような絶望的な気分でした。

病院に通院する生活の中いつ転移したり、もっと悪化したりしないかと毎日が恐怖でした。
そしてある日気づいたことが、病院は手術や抗がん剤、放射線など科学的な治療はしてくれるが、その後の保証はしてくれない。
だから、病院だけに頼らず自分の力で努力しなければならないということです。

そんな時に上海癌学校を知ったのです。
その時は別に何の期待も無く懐疑心を持ちながらの入会でした。
しかし入会してわかった事は、会長、副会長、先生方もスタッフも全員ががん患者ということです。
そして癌学校に入学後は、今まで病院との行き来の中で不安だった心の悩みがすべて吹っ飛びました。
みんな平等、みんな同じ悩みを持ち、同じ病気と闘う仲間ができたことで、自分の中で一切の矛盾が無くなりました。
ここには周校長を始めがんを克服した先輩方がたくさんいます。その方々の話を聞いて心の中の問題が解決しました。
先生や先輩方の良い経験が私に移りました。
どういうことかというと、どのように現状を認めどのように心の切り替えを行ったのかがわかってきたということです。

みんなで闘う「群体抗癌」の意味が理解できて、この学校の意義がよくわかりました。
そこで「心態」を切り替えることができたのです。

がん患者どうししか通じ合えないことがたくさんあります。
だから、学校以外でも患者同士の交流をよく行います。歌ったり、踊ったり、話したり・・・

私は元々病気になる前は歌など歌いませんでした。しかし今では趣味や楽しみが増え人生が豊富になりました。
カラオケ大会や料理対決、写真展など積極的に活動に参加しています。

洪子明さん作品

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